人事・給与に関するクラウドサービス①【KING OF TIME(キングオブタイム)】
クラウド勤怠管理ソフト【KING OF TIME(キングオブタイム)】
東京都台東区の税理士・公認会計士の白根です。しばらく会計ソフトが続いて飽きてしまったので、今度は違う分野のサービスを紹介したいと思います。今回ご紹介するのは「勤怠管理ソフト」です。
今回は、勤怠管理ソフトの「KING OF TIME(キングオブタイム)」というソフトです。ヒューマンテクノロジーズという会社が提供しているソフトなのですが、ユーザー数は40万を超え、クラウド勤怠管理の中ではシェアNo.1のソフトです。
価格も非常に安く、1人300円、かつ、使った人数だけ分だけで、契約期間とか人数の制限もありません!
また、打刻の方法が
・パスワード認証(Webクリック打刻)
・携帯端末認証(GPS対応)
・ICカード認証(Suicaなど)
・生体認証(指紋または指静脈)
・ハイブリッド生体認証(指紋&指静脈)
・カメレオンコード
と多岐にわたっているので、正確な時間を計測できるだけでなく、不正を防ぐことができるというものです。
このサービスを知って思ったのが、わたしが勤めていた監査法人に導入したらいいのでは!、ということでした。
監査法人は、一般的にはあまり知られていない組織なのですが、通常の会社とは異なり、クライアントやプロジェクトごとにチームが結成され、そのチームごとに行動が行われるために、従業員の行動を監視しにくいということがあります。
それはなぜかというと、従業員に特定の上司がいないからです。
つまり、わたしが監査法人の従業員で、クライアントX、クライアントY、プロジェクトZにかかわっているとすると、X、Y、Zのチームメンバーが異なるので、Xでの上司はAさん、Yでの上司はBさん、Zでの上司はCさんといったように、ばらばらになってしまうのです。
このため、わたしが今仮にどこかでサボっていたとしても、Aさん、Bさん、Cさんは他の仕事でいないのかも、と思ってしまったり、例えばAさんから連絡がかかってきたとしても、Cさんの仕事をしています、とかいくらでもごまかすことができるのです。
また、仕事をする場所も、監査法人の事務所だったり、クライアントの事務所だったり、時には出張先だったりとまちまちなので、タイムカードという方法が使えないため、出社時間は原則として自己申告制となっています。
ですから、正直時間なんて結構めちゃくちゃだったのではないかと思っています。
もし、監査法人にこのKING OF TIMEを導入していたら(私がいた当時、こうなっていたらいやかもしれませんが)、各クライアントやプロジェクトの上司(責任者)のPCでWebクリック打刻をしないと出社が認められないとか、携帯端末でGPS情報付きで打刻をしないといけないとかのルールがあったら、もっと人件費の適正化につなげることができたのではないかと思いました。
余談でした。。
その他にも、シフト管理、残業管理、休暇管理、申請承認機能、管理者権限機能など、機能も豊富なので、普通の会社であれば十分なのではないでしょうか。
ちなみに、このソフトを利用した場合、最も効率化になると思われるのが、前回案内したMFクラウド会計の姉妹ソフトでもある、「MFクラウド給与」との連携ではないかと思います。
というのは、KING OF TIMEとMFクラウド給与はAPI連携(※)をしているので、取込ボタンをクリックするだけで、勤怠データを取り込むことが可能になるので、今まで手入力をしていたものが、一瞬で終わるという感動の効率化ができるようになるのです。
API連携していない場合でも、CSVデータを出力できるので、そのデータをインポートすることもできます。
従業員の人数が多く、勤怠管理に非常に時間がかかっているような会社は、是非導入を検討されたらいかがでしょうか。
※ API連携 … APIとはアプリケーション プログラミング インターフェース(Application Programming Interface)といって、あるコンピュータプログラム(ソフトウェア)の機能や管理するデータなどを、外部の他のプログラムから呼び出して利用するための手順やデータ形式などを定めた規約のことをいいます。このAPIを利用して、自社のプログラムと他社のプログラムを連携させることで、サービスの価値を向上させることができるため、最近のクラウドソフトでは、このAPI連携でさまざまなデータのやり取りが可能になってきており、使い勝手が向上しています。クラウドにとって欠かせない技術といえるかと思います。
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