経理・決済に関するクラウドサービス①【freee(フリー)】
クラウド会計ソフト①【freee(フリー)】
東京都台東区の税理士・公認会計士の白根です。まずはわたしたち、あしたの会計事務所がメインで利用を進めている「クラウド会計ソフト」をご紹介します。
東京都台東区の税理士・公認会計士の白根です。
今日は、わたしたちの会計事務所が利用を進めている「クラウド会計ソフト」を紹介します。
最初にお伝えするのは、「freee(フリー)」という、今最も利用者数が多いといわれているクラウド会計ソフトです。
従来の会計ソフトは、「仕訳」といって、左の貸方、右の借方に勘定科目や金額を入力し、さらに適用欄に内容を毎回入力する、という感じだったものが、freeeでは直感的にクリックとかしながら取引を登録していく、という形になっています。
会計や簿記を知らない方でも簡単に記帳ができるという初心者の方にやさしいすぐれもののソフトです。
ただ、実際には、「使いやすくてめちゃくちゃ便利」という方と、「使いづらくて不便」という方と、実際の評価が大きく分かれるのが特徴のソフトでもあります。
というのは、freeeはいわゆる「会計ソフト」=「仕訳入力ソフト」ではないからです。
ですので、今までと同じ会計ソフトだと思って使い始めると「何か分かりづらい」ということになり、逆に、そのような先入観がないとゲーム感覚で入力が進められるので「とても使いやすい」ということになります。
ですから、税理士や会計事務所の方に意見を聞くと、大部分の方が「使いづらい」と答えます(笑)。
でも、わたしはこのソフトがとても好きです(結構大ファンです)。
それは、使い勝手の良さだけでなく、実は奥に隠れたソフトの実力がめちゃくちゃ高いからです。
特に素晴らしいと感じているのが、「freeeのデータの持ち方」です。
ちょっと伝わりづらいかもしれないのですが、freeeには取引にいろいろな「タグ」というものをつけられます。それは、
・販売先だったり
・品目だったり
・部門だったり
・仕入先だったり
・支店だったり
・担当者だったり
・商品区分だったり……
とにかく何でもいいのです。
さらにその制限が、私の知る限りではほとんどありません。
このように自由に取引に色付けをすることができるので、一般的には難しいとされる、「部門別会計」とか「品目別の分析」等の経営分析が、何の苦労もなく、一瞬にしてできてしまうのです!
freeeはまだ一般的には、「個人事業主や小規模事業向けのソフト」と認識されているようですが、個人的には、部門や品目、顧客数が多くて、管理会計をしっかり導入したいと思っている会社にぴったりなのではないかと感じています。
freeeは使ってみないとその良さが分からなかったりするのですが、最近は私たちの中にもノウハウがたまってきましたので、導入をご検討されている方は是非お問い合わせください!
特に、中堅規模の企業で「リアルタイム会計」といった管理会計の必要性を感じている会社や、「会計システムのクラウド化」に興味がある方は、是非freeeをご検討されてはいかがでしょうか。
まだfreeeで一番ユーザーが多いのは小規模事業者かもしれませんが、中規模企業にとっても非常に素晴らしいソフトではないかと思います。
ちなみに私たちは「2つ星アドバイザー」として導入のお手伝いをしています。
※ ただの「認定アドバイザー」ですと、導入実績がない方も中にはいらっしゃるので注意してください。
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